L・A

今回、従妹のお陰で、素晴らしい体験が出来ました。
最初は8泊10日のゆったりした旅行になる予定でしたが、
結局2泊4日の強行・・・!
こんなにドキドキした旅行は今まで無かったです。
でも、こういうのって旅行って言うのでしょうか?

始まりは従妹からの電話!
「エアー・パビリオンのライブがL・Aであるから見に行こう!」
    (中略)
関空で、東京から送られてきているギター3本とハードディスク2個、
受け取ってL・Aまで持っていく事になっている。
通りがかりの人に写真を撮ってもらったが!この大荷物を見て
「何処に行って来られたのですか?」

いやいや、今からロスまで行くのである。
チェックインカウンターで
「ハードディスクは手荷物にしたい」というと
「絶対ダメです!」
もめにもめて30分、後ろの人に大変迷惑である。
しかしやっとお許しが出た。(粘ればなんとかなるものである)

でも、重たいし、飛行機まで遠いし、
飛行機に乗りこんでまずは安心!

L・Aの空港到着!
ギター3本とスーツケース2個受け取って合計7個の大荷物!
どこを通るときも「これは何ですか?」と聞かれる。
最後のチェック、ここさえぬければ・・・
が・・・どうしても通してくれない。
日本語が解る人を呼んでもらって、その人が交渉してくれてもダメ!
1時間以上頑張ったけどギターとハードディスクは没収されてしまった(涙)
密輸疑いの文字?の入った書類も作成されてしまった(涙)

仕方なくそのまま外に出て
お迎えに向かってくれているT氏を待つ事に!
私は今回がT氏と初対面!
L・A出発までに、何度も従妹からT氏の話を聞いていたので、ほぼ想像通りの方だった。
でも何故従妹と知り合いなのか?
T氏に事情を説明して、とにかく問い合わせ先のカウンターへ3人で行ってみる。
カウンターの男性に英語で話すT氏!
しばらく英語での会話が続いたが、いつのまにか日本語に変わっていた。
カウンターの男性も日本人だったのだ。
結論は、こういう場合ブローカーをたてて通関業務を行ってもらわなければならない!
(要は、税金を払わなければ取り返す事は出来ない!)と言う事らしい?
大切なギターや、新曲のデータの入った機材を没収されるという大変申し訳無い事態になってしまって、
特に従妹の落ち込み様は酷かった!
あきらめ切れない気持ちではあるが、本当にどうにもなりそうに無いので、
空港を出て、T氏一行の宿泊先まで移動する事になったが、
その前に、予約していたレンタカーを借りにT氏と3人でバジェットへ
予約の時間など、とっくの昔に過ぎてしまっているので、
予約したクラスの車は出払ってしまっていて、マスタングならあるという回答だ。
それしか無いなら仕方が無い!(本当はそれしか無いのが嬉しい!)
T氏が先に走ってくれるので、最初は従妹が運転する事に!
(この後も私が運転をする事は無かった)
T氏一行の宿泊先に到着
私には一つ気になっている事があった。
それは、T氏のバンド「エアー・パヴィリオン」のバックボーカルの女性の事!
ソロでも活動されている方である。
「エアー・パヴィリオン」をあえてジャンル分けすると、ハードロックバンド?
そのメンバーだと考えると、私の頭の中では、かなり強烈な女性のイメージが出来あがってしまっていた。
全くの部外者の私なんかがノコノコお邪魔して、お気に召さないのでは?っと
しかしそれは私の全くの思い込みである事がすぐに判った。
可憐で利口、落ち着いたタイプの方、それに加えてお茶目なところもあったりして
お茶目といえば、今回は私は一生心に残る方にめぐり合った。
名前はエル・サボテンさん!この方の事は文字や言葉では表現出来ない!
空港ですべて没収されてしまったという、申し訳無いご挨拶も済んで、
しばらく落ち着いた時間・・・・・

従妹は日本から山のような量の薬を持ってきていた。
メンバーの皆さんの滞在中に何かとお役に立つようにと・・・(従妹は薬剤師である)
空港で、こっちをチェックされても危なかった。


辺りはすっかり暗くなって、私と従妹はパリウッドのホテルに向かう事に・・

T氏に地図で道を教えてもらったけれど全くたどり着ける自信は無い
Hさんは私達のレンタカーを見て、「あ、ウマだ〜!」
Hさんの愛車だそうだ。
チョット乗ってみたいとエンジンをかけて、パーキングを1周(ポイント1)
従妹&私 エルサボ氏・T氏・K氏・Hさん

その後私達は心細く出発した。(まずハイウェイに乗らねば)
どれだけ心細いか!
・従妹はマスタングのような大きい車を運転した事が無い、
・従妹は左ハンドルの車を運転した事が無い
・従妹は高速道路を殆ど走った事が無い
・従妹は車線変更を殆どした事が無い
今までは英語の喋れる人の側で安心だったけれど
・2人とも英語は判らない
・2人とも女の子である(笑)
・2人とも道路交通標識を全く理解出来ていない
・ここはアメリカ合衆国のロサンゼルスである
    ・・・・不安・・・・
しかし、無事にホテル到着!
途中は、信号無視に逆行・・・ホテルの前の道は工事中で回避、
パーキングへはまず私が徒歩で侵入?。
車はホテルの人がパーキングに移動してくれた!(ポイント2)
フロントでチェックインしたが、やはり時間が遅すぎて連絡も入れてなかったので、ツインの部屋が無い!
キングサイズのダブルベッドの部屋でどうか?と言われた。
それにマリリンモンローの部屋だと言う。
またまた〜!と思いながら、そうか、それぞれ部屋にハリウッドスターの名前が付いてるのか!
と、変に納得してOKした。
部屋にはマリリンモンローの絵、銅像、写真、確かにマリリンモンローの部屋である。
すぐに、従妹がT氏に到着の電話!
それと、私達以外にも、エアー・パヴィリオンに会いに来てる人達がいるらしく
その人達にも電話をしていた。
明日、ライブでは無いが、5年ぶりのメンバーの音合わせをやるらしいが、
スタジオがまだ決まら無いようだ。
長い1日の終わり!でも明日で滞在は終わり!はぁ〜!悲しい
でも、明日はきっと良い事があるだろう。

つづく




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